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アイテム詳細
隠し剣 鬼の爪 特別版 [DVD]
山田洋次(脚本)
藤沢周平(原著)
朝間義隆(脚本)
松竹
グループ:DVD /ランキング:5563
価格:¥ 5,231
発売日:2005-04-28 /通常24時間以内に発送
山田洋次(脚本)
藤沢周平(原著)
朝間義隆(脚本)
松竹
価格:¥ 5,231
発売日:2005-04-28 /通常24時間以内に発送
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レビュー(Amazon.co.jp)
???時は幕末、庄内・海坂藩の下級武士・片桐宗蔵(永瀬正敏)は、かつて自分の家に奉公していたきえ(松たか子)が嫁入り先で虐げられていることを知り、その身柄を預かった。しかし世間の目は冷たく、やがてきえは宗蔵のもとを去っていく。そんな折、謀反の罪で投獄されていた友人の弥一郎(小沢征悦)が脱獄。家老の堀(緒形拳)は、非情にも宗蔵にその征伐を命じた…。
???名匠・山田洋次監督が『たそがれ清兵衛』に続いて藤沢周平の時代劇小説を原作に取り組んだ時代劇。一見前作と似たドラマ展開だが、その実、前作よりも一歩踏み込んだ武家社会批判や、それに対する主人公たちの前向きな姿勢が汲み取れるものとなっており、娯楽的な要素もぐんと増えている。『男はつらいよ』を彷彿させる人間関係図も見え隠れするなど遊び心も多分で、また殺陣の非情なダイナミズムも今回の方が際立っている。永瀬の立ち回りも見事。前作の好評を受けて、さらなる進歩を遂げた傑作である。(的田也寸志)
???時は幕末、庄内・海坂藩の下級武士・片桐宗蔵(永瀬正敏)は、かつて自分の家に奉公していたきえ(松たか子)が嫁入り先で虐げられていることを知り、その身柄を預かった。しかし世間の目は冷たく、やがてきえは宗蔵のもとを去っていく。そんな折、謀反の罪で投獄されていた友人の弥一郎(小沢征悦)が脱獄。家老の堀(緒形拳)は、非情にも宗蔵にその征伐を命じた…。
???名匠・山田洋次監督が『たそがれ清兵衛』に続いて藤沢周平の時代劇小説を原作に取り組んだ時代劇。一見前作と似たドラマ展開だが、その実、前作よりも一歩踏み込んだ武家社会批判や、それに対する主人公たちの前向きな姿勢が汲み取れるものとなっており、娯楽的な要素もぐんと増えている。『男はつらいよ』を彷彿させる人間関係図も見え隠れするなど遊び心も多分で、また殺陣の非情なダイナミズムも今回の方が際立っている。永瀬の立ち回りも見事。前作の好評を受けて、さらなる進歩を遂げた傑作である。(的田也寸志)
カスタマーレビュー
おすすめ度:
北の方さ行ぐごど、ね、もうすぐ維新でがんす
(2008-11-30)
どうにも、後味の悪い映画になってしまって、「片桐」と「きえ」の先々もまた心配。片桐が禄を藩に返したと見られる文久辛酉年は、1861年。1868年が明治元年だから、もう数年もすれば、維新である。廃藩置県は、1871年。今、蝦夷へ行って商いの経験もない者が愛する者と共にとは言え、商売をして幸せになれるという心算はあるのか。
既に他のレビュアーの方が述べていたが「演技は素晴らしいと思います。内容ですね」。このような、映画館から出ときに、吐息混じりの声が自然と出てしまいはしないか。全体像からの印象だが、出演者はこの主人公二人以上に、見た目のなり、手足ばかりでない演技、ことばの発し方等々において優れていた。一例だが、表情の乏しい片桐と狭間の立ち合いでは、狭間のぼろぼろの褞袍姿が勝っていたと見るのが自然だ。
身長165cmの大柄のきえを背負うシーンが欠かせないものなら、それなりの配役が欲しかった。病の身でしがみつく手は撫で肩から滑り落ちそうで、垂れ下がる足は床に付きそうで、腰を深くして見ていられない。あるいはまた、小間物屋でのきえは、片桐が言うほどにやつれていたか。少なくとも、やつれた黒髪と表情であったか。かつ、そのような努力がほとばしっていたか。
山田監督はもう若くはない。作れる映画にも限りがあろう。国際映画祭向けの作品作りなら、日本人以外の文化的・歴史的・宗教的な背景を考慮したもので一発狙っていただくとして、私達が映画館の終了のブザーが鳴り、館外の光と空気に触れたとき、より高次の心持ちになれるような時代劇が生み出されることを期待する。
本DVDは、特別版のせいだろう、メイキングが大量に付いている。子供向けの菓子ではあるまいし、期待はしていなかったが、あまり褒めたものはない。以上、辛口は山田監督リピータ由に。
物足りないでがんす
(2008-02-07)
配役に不満もあり上手く感情移入できなかった事もあるけど
ストーリーが「たそがれ清兵衛」に被り過ぎて何で?似たような
流れの作品をまた作るのかなぁ・・・と。
やっぱ「たそがれ」と比べると物語りの根幹がぼけてるし
人物の相関関係も浅く緊張感が感じられない。それでも
幼なじみの松たか子の事をいとおしく想う気持は伝わって
きてジーンとは来るんだけどね。全体的にもうちょっと重みと
言うか厚みがある話にしてもらいたかったです。
永瀬正敏の演技は悲哀さが滲み出て良かったとけど
松たか子はミスキャストじゃないかな?演技が大根なのも痛いけど
健康的過ぎて貧困や苦労って雰囲気が出にくいキャラじゃないかなと。
藤沢周平映画の最高峰
(2007-08-25)
「武士の一分」までの一連の藤沢周平映画の中で、この「隠し剣 鬼の爪」がベストだと思う。
まずなんといっても、ヒロインの松たか子が素晴らしい。「女性の品格」という本が売れる
現代だが、このきえという女性は「品格」よりもっと大切な何かを仄かに薫らせ、愛おしい。
また永瀬正敏も良い。各作品の主人公の中でも、飛び抜けストイックで無駄な動きもなく、
田舎の小さな藩の下級武士という感じが一番する。
緒形拳も、各作品の悪役の中で最高のワルである。(最悪のというのが正しいのかな?)
監督は山田洋次でないが、「蝉しぐれ」ではとても善い人だったのでその落差が面白い。
さらに、タイトルは勇ましいが、立ち回りの時間は短くそれでいて深く印象が残るシーンだ。
後から思うと、こういう題名を付けてしまう事はリスキーだが、そうでないと見逃すほどだ。
いささか書き過ぎてしまった。
もう一度言う。松たか子のきえは邦画史の1ページを、ひそやかに飾るヒロインである。
三部作の中では一番好きな主人公です。
(2007-07-08)
●結構悲惨な荷物をしょわされてるのに淡々としていて清清しいです。●下手をすれば印象が残らない芝居かもしれませんが山場を作らない長瀬さんに対する演出が本当の芯の強さを体現しているようであとからじわじわと想いにふけりました。●色恋がらみの話もありますが物語の佳境では傍に誰もいません。あれほどなりふり構わず連れ出したあの人もあっさり別離しています。それなのにそんなことはおくびにも出さず着々と準備を整え最善を尽くします。●他二作はどうも女性の影が濃くちらつく主人公が登場しました。本作品は主人公の一番大事な時間に誰も寄り添っていないそこがなかなかハードでかっこいいです。●悪役がかなり俗っぽいのが気になりました。もう少しこちらが理解できる部分を残した方がよかったかもしれません。ああいう分かり易い悪は山田さんらしくないのですが、らしくないゆえに最後のシーンが快感です。一仕事終えた上でもうひとつの山場を作るにはあの人物設定でなければ効果ありませんね。●まるまるヒロインの影が抜け落ちた中盤の孤独感といい、ともすれば没個性に陥りそうなギリギリまで抑えた主演の芝居といい、終盤で見せ付けるトリッキーな技といい三部作の中でもかなり異色です。気になった方は是非ご覧ください。
たそがれ2だと思って観ないでください
(2005-10-09)
どうも邦画というのはリアリティに欠ける。例えて言うなら古参兵がマッサラな服を着て威張り散らしている。もっとくたびれた服を着ているなら納得するが、観ていていてこっちが恥ずかしくなる。
おすすめ度:
北の方さ行ぐごど、ね、もうすぐ維新でがんす
どうにも、後味の悪い映画になってしまって、「片桐」と「きえ」の先々もまた心配。片桐が禄を藩に返したと見られる文久辛酉年は、1861年。1868年が明治元年だから、もう数年もすれば、維新である。廃藩置県は、1871年。今、蝦夷へ行って商いの経験もない者が愛する者と共にとは言え、商売をして幸せになれるという心算はあるのか。
既に他のレビュアーの方が述べていたが「演技は素晴らしいと思います。内容ですね」。このような、映画館から出ときに、吐息混じりの声が自然と出てしまいはしないか。全体像からの印象だが、出演者はこの主人公二人以上に、見た目のなり、手足ばかりでない演技、ことばの発し方等々において優れていた。一例だが、表情の乏しい片桐と狭間の立ち合いでは、狭間のぼろぼろの褞袍姿が勝っていたと見るのが自然だ。
身長165cmの大柄のきえを背負うシーンが欠かせないものなら、それなりの配役が欲しかった。病の身でしがみつく手は撫で肩から滑り落ちそうで、垂れ下がる足は床に付きそうで、腰を深くして見ていられない。あるいはまた、小間物屋でのきえは、片桐が言うほどにやつれていたか。少なくとも、やつれた黒髪と表情であったか。かつ、そのような努力がほとばしっていたか。
山田監督はもう若くはない。作れる映画にも限りがあろう。国際映画祭向けの作品作りなら、日本人以外の文化的・歴史的・宗教的な背景を考慮したもので一発狙っていただくとして、私達が映画館の終了のブザーが鳴り、館外の光と空気に触れたとき、より高次の心持ちになれるような時代劇が生み出されることを期待する。
本DVDは、特別版のせいだろう、メイキングが大量に付いている。子供向けの菓子ではあるまいし、期待はしていなかったが、あまり褒めたものはない。以上、辛口は山田監督リピータ由に。
物足りないでがんす
配役に不満もあり上手く感情移入できなかった事もあるけど
ストーリーが「たそがれ清兵衛」に被り過ぎて何で?似たような
流れの作品をまた作るのかなぁ・・・と。
やっぱ「たそがれ」と比べると物語りの根幹がぼけてるし
人物の相関関係も浅く緊張感が感じられない。それでも
幼なじみの松たか子の事をいとおしく想う気持は伝わって
きてジーンとは来るんだけどね。全体的にもうちょっと重みと
言うか厚みがある話にしてもらいたかったです。
永瀬正敏の演技は悲哀さが滲み出て良かったとけど
松たか子はミスキャストじゃないかな?演技が大根なのも痛いけど
健康的過ぎて貧困や苦労って雰囲気が出にくいキャラじゃないかなと。
藤沢周平映画の最高峰
「武士の一分」までの一連の藤沢周平映画の中で、この「隠し剣 鬼の爪」がベストだと思う。
まずなんといっても、ヒロインの松たか子が素晴らしい。「女性の品格」という本が売れる
現代だが、このきえという女性は「品格」よりもっと大切な何かを仄かに薫らせ、愛おしい。
また永瀬正敏も良い。各作品の主人公の中でも、飛び抜けストイックで無駄な動きもなく、
田舎の小さな藩の下級武士という感じが一番する。
緒形拳も、各作品の悪役の中で最高のワルである。(最悪のというのが正しいのかな?)
監督は山田洋次でないが、「蝉しぐれ」ではとても善い人だったのでその落差が面白い。
さらに、タイトルは勇ましいが、立ち回りの時間は短くそれでいて深く印象が残るシーンだ。
後から思うと、こういう題名を付けてしまう事はリスキーだが、そうでないと見逃すほどだ。
いささか書き過ぎてしまった。
もう一度言う。松たか子のきえは邦画史の1ページを、ひそやかに飾るヒロインである。
三部作の中では一番好きな主人公です。
●結構悲惨な荷物をしょわされてるのに淡々としていて清清しいです。●下手をすれば印象が残らない芝居かもしれませんが山場を作らない長瀬さんに対する演出が本当の芯の強さを体現しているようであとからじわじわと想いにふけりました。●色恋がらみの話もありますが物語の佳境では傍に誰もいません。あれほどなりふり構わず連れ出したあの人もあっさり別離しています。それなのにそんなことはおくびにも出さず着々と準備を整え最善を尽くします。●他二作はどうも女性の影が濃くちらつく主人公が登場しました。本作品は主人公の一番大事な時間に誰も寄り添っていないそこがなかなかハードでかっこいいです。●悪役がかなり俗っぽいのが気になりました。もう少しこちらが理解できる部分を残した方がよかったかもしれません。ああいう分かり易い悪は山田さんらしくないのですが、らしくないゆえに最後のシーンが快感です。一仕事終えた上でもうひとつの山場を作るにはあの人物設定でなければ効果ありませんね。●まるまるヒロインの影が抜け落ちた中盤の孤独感といい、ともすれば没個性に陥りそうなギリギリまで抑えた主演の芝居といい、終盤で見せ付けるトリッキーな技といい三部作の中でもかなり異色です。気になった方は是非ご覧ください。
たそがれ2だと思って観ないでください
どうも邦画というのはリアリティに欠ける。例えて言うなら古参兵がマッサラな服を着て威張り散らしている。もっとくたびれた服を着ているなら納得するが、観ていていてこっちが恥ずかしくなる。
主役が好きで観たが、時代劇=山田洋次監督というのはどうなのかな?と思ってたけど杞憂に終わった。なんと永瀬正敏は本当にさかさきを剃り、下級武士の貧困さ、無精さ加減を味わい深く出している。本来、映画を作るなら徹底してその時代に誰がどういう思いでどの様に生きたかを細部にまで神経を使わなければならない。それがこの映画にはしっかりなされているところに、やはり山田監督は邦画を代表する監督であるとを思い直された。
ヒロインとの雪降る再開シーン、本物の雪のようでロマンチックだし、殺陣シーンは雨が降るのをそのまま撮影したためより迫力が出ている。方言も温かく、ジーンと染み渡る。
武士を捨てて悪を討つ最後の隠し剣は原作には書かれていない。その辺りもなかなか美味く描かれている。
黒澤監督が亡くなり、ああ時代劇邦画ももう終わりかと思っていたが、今は山田監督の次回作に期待する日々だ。
お恥ずかしいことだが持っているのにもう一枚買ってしまうところだった。
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